ネクスガードスペクトラは最も人気なフィラリア予防薬ですが、犬の体質や体調によっては副作用が現れることがあります。
この記事では、ネクスガードスペクトラの副作用と、体重が下限ギリギリだと過剰摂取になるのかについて詳しく解説します。

OL・ホステス・ペットライターの3つの顔を持つ。
実家住まいであり、現在は両親と愛犬のダックスフンドと仲良く暮らしている。
小型犬の飼育経験が多く、小型犬ならではの悩みや病気に関する知識も豊富。
調理師免許も持ち、休日には愛犬のご飯を手作りする一面も。
ネクスガードスペクトラの主な副作用
ネクスガードスペクトラでは、嘔吐、下痢、皮膚のかゆみ、けいれん等の副作用が起こる可能性があります。投薬日は犬の体調を注意深くチェックし、異常があれば獣医師に相談しましょう。
嘔吐や下痢の症状がでる場合がある
ネクスガードスペクトラの副作用として、嘔吐や下痢が起こることがあり、これらの症状は、含まれる成分ミルベマイシンオキシムによるものです。
添付文書にも「ミルベマイシンオキシムを犬糸状虫感染犬に投与した場合、元気消失、食欲不振、嘔吐、呼吸促迫、大静脈症候群等の症状が現れることがあるとの報告がある」と記載されています。
上記の症状が数日間続く場合は、既にフィラリアに感染している可能性もあるため、病院で検査を受けましょう。
一時的な皮膚のかゆみ
皮膚のかゆみや荒れが一時的に起こることもあります。これらの症状は多くの場合、時間が経過するにつれて自然に回復します。
しかし、犬の体質によっては改善しないケースもあるため、皮膚のトラブルが続く場合は投薬を中断し、獣医師による指示を受けることが重要です。
けいれんや震えなどの神経症状
ネクスガードスペクトラに含まれるミルベマイシンオキシムは、けいれんや運動失調、振戦(震え)などの神経症状を引き起こすことがあります。
もし、犬にけいれん、運動失調、震えなどの症状が現れた場合、速やかに動物病院へ連れて行き、専門家の指示のもとで治療をしましょう。
過去の死亡事例
ネクスガードスペクトラは、2016年から2023年の8年間で約10件の死亡事例が報告されています。
死亡した理由とネクスガードスペクトラの因果関係は明確に証明されておらず、投薬前から病気を患っていたケースが多く見られます。
どの予防薬も副作用はつきもので、過去をさかのぼると数件の死亡事例があるのがほとんどです。
ネクスガードスペクトラは利用者がかなり多いですが、安全性の高いフィラリア予防薬と評価されています。
体重が下限ギリギリで投薬したら副作用は出るのか
犬の体重が規定の体重範囲の下限ギリギリで投薬しても、特に健康被害はありません。
例えば、体重3.5kgの犬に小型犬用(3.5~7.5kg)を投薬する場合、過剰摂取の心配をする飼い主もいます。
メーカーによって安全性のチェックは行われていて、下限ギリギリの体重でも安全に使用できることが認められています。
ただし、犬の体質や健康状態によって反応は異なるため、異常が見られた場合は獣医師に相談するようにしましょう。
ネクスガードスペクトラ投薬時の注意点
ネクスガードスペクトラは、正しく投薬しないと犬が体調を壊す可能性があります。
以下の注意点を守りながら安全に寄生虫予防をしましょう。
フィラリアに感染した状態での投薬は危険
フィラリア症に感染している犬にネクスガードスペクトラを投薬することは危険です。
投薬により体内のフィラリアが急激に死滅し、犬がショック症状を起こすリスクがあるためです。
そのため、投薬前には動物病院でフィラリアの感染がないことを確認する検査が必要です。
犬種やアレルギーによっては投薬できない
ネクスガードスペクトラは、特定の条件を持つ犬には投薬できません。
・コリー系統の犬 (コリー、ボーダーコリー、シェルティ等)
・妊娠中の犬
・体重が1.8kg未満の犬
・生後8週齢未満の犬
・食物アレルギーがある犬
上記の犬に対して投薬すると副作用が出るリスクが高く、最悪の場合、死に至るケースも報告されています。
投薬する前は、愛犬が特定の条件に当てはまらないか確認しましょう。
犬の体調が悪い場合には投薬を控える
犬が体調を崩しているときにネクスガードスペクトラを投薬すると副作用がでる可能性が高くなります。
原則として月に1回投薬していますが、体調が悪い場合には一旦投薬をやめ、犬の健康を確認した上で投薬を再開しましょう。