犬のフィラリア予防薬は何日飲み忘れると危険？リスクと対処法をご紹介

フィラリア予防薬を飲み忘れてしまった場合、犬はフィラリア症に感染しやすくなります。
どのくらいの期間飲み忘れていたかによっても対処方法は異なり、状況に応じた適切な処置が必要になります。
このページでは、フィラリア予防薬を飲み忘れてしまった場合のリスクや対処法について紹介します。

以下のページでは、通販で購入できる犬のフィラリア予防薬が確認いただけます。

お水さん

OL・ホステス・ペットライターの3つの顔を持つ。
実家住まいであり、現在は両親と愛犬のダックスフンドと仲良く暮らしている。
小型犬の飼育経験が多く、小型犬ならではの悩みや病気に関する知識も豊富。
調理師免許も持ち、休日には愛犬のご飯を手作りする一面も。

フィラリア予防薬を飲み忘れると犬はどうなるのか

犬のフィラリア予防薬を飲み忘れた場合、フィラリア症の感染リスクが上昇します。
飲み忘れた期間が長いと、フィラリア予防薬では感染を防ぐことができなくなることもあり、治療が必要となる場合もあります。
感染初期は無症状なことが多いため、感染の有無を見た目で判断することは困難です。

前回の投薬日から50～60日以内なら感染を避けられる可能性が高い

フィラリア予防薬を飲み忘れた場合は、まずは前回の投薬日から何日経過しているのか確認しましょう。
前回の投薬日から50～60日以内であれば、感染を防げる可能性が高いです。
フィラリアには成長過程があり、寄生初期はまだ幼虫（L3～L4）であるため、フィラリア予防薬で駆除できます。
しかし、成虫（L5以上）になるとフィラリア予防薬では駆除できなくなります。

幼虫（L3～L4）から成虫（L5）になる成長期間は50～60日と言われており、その期間以内なら飲み忘れていてもフィラリア予防薬で駆除ができる可能性が高くなります。
対処方法をより詳しく知りたい方は獣医師に相談しましょう。

2ヵ月以上飲み忘れている場合は危険

飲み忘れの期間が長くなるほど感染しやすくなり、1ヵ月の飲み忘れに比べ2ヵ月以上飲み忘れた場合は、犬はフィラリア症に感染する可能性がより高くなります。
さらに、2ヵ月（60日）以上飲み忘れがあると、フィラリア予防薬では感染が防げない場合があり、治療が必要となることもあります。
感染の有無はフィラリア検査によって判断しますが、感染が疑われる日から5ヵ月目以降にしか検査は行えません。
感染から5ヵ月未満だと検出が難しく陽性反応が出ないためです。
感染の疑わしい場合でも、検査で陽性と判断されるまでは、フィラリア予防薬を投薬しましょう。

例）
5/15：最終投薬日
6/15：飲み忘れ（フィラリア症感染の疑い）
7/15：飲み忘れ
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10/15：フィラリア検査

フィラリア予防薬を飲み忘れた場合の対処法

飲み忘れた場合の対処法を紹介します。
すぐにできる対処法や飲み忘れによる検査についても解説しています。

気づいた時点でフィラリア予防薬を飲ませる

フィラリア予防薬の飲み忘れに気づいたら、犬にできるだけ早く予防薬を与えましょう。
飲み忘れの期間が長くなればなるほど、フィラリア症に感染するリスクが高くなります。
万が一、感染していても飲み忘れから50～60日以内であれば、感染を防げる可能性があります。
フィラリア予防薬の飲み忘れは、感染リスクが高くなるため、投薬を忘れないような対策が必要です。

すぐに検査が必要な場合

すぐにフィラリア検査が必要なのは「症状が現れている」「過去に飲み忘れがあった」「長期間飲ませていなかった」というような場合です。
そもそも、フィラリア症の検査では、フィラリア感染から5ヵ月以上経過していないと陽性反応が出ません。
1ヵ月飲み忘れがあったとしても、すぐに感染状態を把握できるわけではないので、検査をする必要はありません。
飲み忘れがあった場合は、最終投薬日から5ヵ月後に検査を受けましょう。

フィラリア予防薬の飲み忘れを防ぐ方法

フィラリア予防薬の飲み忘れを防ぐためには、カレンダーやスマートフォンのリマインダーを利用して投薬日を忘れないようにする必要があります。
その他、目につくところに投薬日を記載しておくということも有効です。
フィラリア予防薬の定期的な投薬は、愛犬の健康を守るために重要で、感染リスクを減少させるためにも飲み忘れが無いようにしましょう。

動物病院になかなか行けないという方は通販で購入

フィラリア予防薬は動物病院での処方以外に、通販で購入することができます。
事前に購入しておくことで「動物病院に行きたいけど予定が合わない」「動物病院に行くのを忘れてた」などのような事も避けることができます。
通販なら動物病院より低価格で購入できるうえに、定期的に動物病院に行く必要もありません。
動物病院で処方されているフィラリア予防薬も通販で購入できます。

フィラリア予防薬の飲み忘れに関するよくある質問

フィラリア予防薬の飲み忘れに関するよくある質問を紹介します。

フィラリア予防薬を飲ませたか忘れてしまったので、もう1錠飲ませていいですか？

フィラリア症の感染を防ぐためにも飲ませてあげましょう。多くのフィラリア予防薬は一度に倍以上摂取しても安全なように製造されています。飲ませていない場合、フィラリア症に感染してしまう可能性があるため、投薬したか分からない場合は規定量を飲ませてあげてください。

投薬日から1日遅れてあげたのですが、感染している可能性はありますか？

感染している可能性は低いと考えられます。前回投薬日から50～60日以上経過している場合は感染の疑いがありますが、1日遅れでの投薬であればフィラリア予防薬で感染を防げるでしょう。心配な場合は獣医師に相談しましょう。

予定日より早く飲ませてしまったのですが、問題ないですか？

多くのフィラリア予防薬は一度に倍以上を摂取しても安全なように製造されているため、投薬日より多少早く飲ませても問題はありません。