猫の体内にフィラリアがいる状態で予防薬を投薬するとショック症状を起こす可能性があります。
そのため、猫のフィラリア予防をする前に動物病院での検査が必要になります。
また、愛猫にフィラリア感染の疑いがある場合も早急に検査を受ける必要があります。
この記事では、フィラリア検査の方法や費用について、分かりやすく説明します。
猫が好き過ぎて、現在猫を中心としたコンテンツを発信しています。
小さい頃から育ててきた愛猫が3匹いて、2匹は野良猫から育てました。
今のように元気になるまでには色々あって結構苦労したので、その経験をもとに少しでも役に立つ情報を提供出来たらなと思っています。
愛猫家による愛猫と幸せに暮らすための知識を紹介していきます!
フィラリア検査はなぜ必要なのか
フィラリア検査は、猫の健康を守るために必要です。フィラリア予防を始める時や愛猫にフィラリア症の疑いがある場合は動物病院ですぐに検査を受けましょう。
安全にフィラリア予防を行う
フィラリア症に感染している状態で予防薬を投薬すると、猫がショック症状を起こすリスクがあります。最悪の場合、死に至る可能性も考えられます。
予防前は事前に検査を受け、猫の体内にフィラリアがいないことを確認しましょう。
フィラリア予防のシーズンに検査を行わずに予防を開始する飼い主もいますが非常にリスクです。
フィラリア症の感染を早期発見する
検査によって、フィラリアの感染が陽性か陰性か、そして病気がどの程度進行しているかを確認することが可能です。
定期的に検査をすることで早期発見につながり、治療の難易度を低下させます。
猫のフィラリア症は、症状が現れにくく気づかないうちに重症化していることもあります。猫の健康を守るためにも、定期的な検査が推奨されています。
フィラリア検査方法と費用
フィラリア検査には主に血液検査と抗原検査の二つの方法があります。
血液検査は猫の血液中にフィラリアの幼虫が存在するかどうかを確認し、抗原検査では成虫の寄生を調べます。どちらの検査も猫のフィラリア感染の有無を確認し、早期発見・早期治療につなげるために不可欠です。
これらの検査の費用は約1500円程度です。フィラリア予防を忘れずに続けていれば年に1回のフィラリア検査で済みます。
動物病院によって、採用している検査方法が異なりますので、獣医師の指示に従い、検査を受けましょう。
フィラリア検査の時期
猫のフィラリア検査の最適な時期は、予防薬を投薬する直前です。予防薬の投薬を始める予定の1ヶ月以内に検査を行うことが推奨されています。
動物病院でフィラリア検査を受け陰性であれば、その日に予防薬を処方してもらうことが可能です。検査から期間をなるべく開けずに予防をスタートしましょう。
予防薬の投薬を4月から開始する場合、3月の後半に検査を受けるのが理想的です。このタイミングでの検査は、フィラリア感染の有無を確認し、安全に予防薬の投薬を始めることが可能です。
フィラリア症の疑いがある場合はすぐに検査が必要
フィラリア症は猫の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、感染の疑いがある際は迅速な検査が重要です。
フィラリア症の感染が疑われる症状として、軽い咳、嘔吐、食欲不振、腹部の膨張、血尿、または息切れなどが挙げられます。
これらの症状が見られた場合には、すぐに動物病院で検査を受けることが勧められます。フィラリア症の早期発見は、猫の健康を守るために非常に重要で、発見が早ければ早いほど治療の難易度は下がります。
心配であればすぐに検査を受けるようにしましょう。
フィラリアの検査が必要ないケース
フィラリア検査が不要なケースもあります。通年予防している猫や生後間もない猫が該当します。
通年予防をしている猫
猫に通年予防薬を定期的に投薬している場合、フィラリア検査を行う必要はありません。これは、予防薬が寄生したフィラリアを駆除し、飲み忘れがなければ感染リスクを極めて低く抑えるからです。
定期的な投薬を続けていれば、フィラリアに感染する可能性は大幅に減少します.。予防薬を適切に投薬している場合、フィラリアの検査を特別に行う必要はないと考えられます。
生後5か月未満の猫
生後まもない猫においてもフィラリア検査を行う必要はありません。なぜなら、フィラリア検査で陽性反応が示されるまでには通常約5ヶ月を要するためです。
そのため、生後間もない猫が仮に感染していたとしても、検査では陽性反応が出ない可能性が高いです。正しい検査結果を得るためには、猫が生後5か月以上経過してから検査を受けることが望ましいです。
生後間もない猫は、動物病院で健康診断をしてからフィラリア予防を行いましょう。
フィラリア予防薬買うなら個人輸入がおすすめ
猫のフィラリア予防薬のコストを抑えるなら個人輸入の利用がおすすめです。診察代や検査費がないので、動物病院より安く購入することができます。
個人輸入サイトでも、病院で処方されるような一般的なフィラリア予防薬も取り扱っているため安心です。
最近では動物保護団体なども、コストを抑えるために個人輸入を利用しています。
個人輸入で購入できる猫のフィラリア予防薬は以下のページから確認できます。
よくある質問
猫のフィラリア検査に関するよくある質問を紹介します。
予防薬の投薬を忘れたら検査を受けるべき?
フィラリア予防薬を忘れた場合、2~3か月以内であれば検査をしても陽性反応がでません。不安であれば病院で検査を受けましょう。
動物病院でフィラリア予防すべきですか?
初回の予防では動物病院でフィラリア検査を受け予防薬を処方してもらいましょう。2回目以降の投薬では、個人輸入で予防薬を購入するのが良いでしょう。動物病院の予防薬を使用するよりも大幅に予防コストを削減できます。
猫がフィラリアに感染する確率はどのくらいですか?
猫のフィラリア感染確率は500~1000頭に1頭ですが、猫は症状が現れにくいため、実際の感染頭数はもっと多いと言われています。
検査で陽性だった場合どうなりますか?
フィラリア陽性の場合、進行度合いにより治療法が異なります。詳細は以下の記事でご確認ください。