フィラリア予防薬には、おやつタイプ、スポットタイプ、錠剤の3つのタイプがあります。
愛犬愛猫に合った予防薬を選ぶことで、吐き出したり、嫌がったりすることがなくなります。
犬用ではネクスガードスペクトラ、猫用ではレボスポットがおすすめです。
どちらも動物病院、動物保護団体等でよく利用されており、高い効果と安全性があります。
OL・ホステス・ペットライターの3つの顔を持つ。
実家住まいであり、現在は両親と愛犬のダックスフンドと仲良く暮らしている。
小型犬の飼育経験が多く、小型犬ならではの悩みや病気に関する知識も豊富。
調理師免許も持ち、休日には愛犬のご飯を手作りする一面も。
犬用のおすすめ!ネクスガードスペクトラ
商品名 | ネクスガードスペクトラ |
---|---|
価格 | 3ヵ月分:6,900円~ |
特徴 | ・フィラリア予防 ・ノミ、マダニ、回虫、鉤虫、鞭虫の駆除 |
犬のフィラリア予防でおすすめなのが、ネクスガードスペクトラです。
動物病院でも処方されており、効果や安全性、知名度も高いフィラリア予防薬です。
牛肉フレーバーなので犬が好みやすく、食いつきが良く、高い嗜好性があります。
犬に寄生しやすいノミ、マダニも同時に駆除できるので、ネクスガードスペクトラひとつで寄生虫対策ができます。
猫用のおすすめ!レボスポット
商品名 | レボスポット |
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価格 | 3ヵ月分:2,700円~ |
特徴 | ・フィラリア予防 ・ノミ、マダニ、回虫、鉤虫、鞭虫の駆除 |
猫のフィラリア予防でおすすめなのが、レボスポットです。
レボスポットは、猫に寄生しやすいノミ、ミミヒゼンダニも駆除できるフィラリア予防薬です。
動物病院でも処方されるレボリューションのジェネリックで、高い効果はそのままに価格が安いことから、動物保護団体等でよく利用されています。
スポットタイプなので、薬を吐き出したり、嫌がったりする心配がなく、ほぼ100%フィラリア予防が行えます。
犬用のフィラリア予防薬の種類
犬用のフィラリア予防薬には、おやつタイプ、スポットタイプ、錠剤の3タイプがあります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
おやつタイプ
おやつタイプは、チキンや牛肉のフレーバーがついている嗜好性の高い経口薬です。
犬が好みやすいので、おやつ感覚で投薬することができます。
食物アレルギーがある犬には注意してください。
メリット:与えやすい
デメリット:錠剤よりやや高い、食物アレルギーに注意が必要
商品名 | ネクスガードスペクトラ | カルドメックチュアブル |
---|---|---|
フィラリア | 〇 | 〇 |
ノミ | 〇 | - |
ダニ | 〇 | - |
耳ダニ | - | - |
価格 | 3ヶ月分 6,600円~ | 3ヶ月分 5,700円~ |
スポットタイプ
スポットタイプは、首の後ろに垂らして皮膚に浸透させるフィラリア予防薬です。
薬を吐き出す心配がないため、ほぼ確実にフィラリア予防が行えます。
食物アレルギーがある犬にも投薬ができます。
皮膚が弱い犬は、かゆみ・脱毛などの症状が出る可能性があるので避けましょう。
メリット:吐き出す心配がない
デメリット:皮膚が弱い犬に投薬できない
錠剤
錠剤タイプは、食物アレルギーや皮膚がデリケートな犬でも使用できるフィラリア予防薬です。
そのまま与えることも可能ですが、味や匂いに敏感な犬はフードやおやつに混ぜて与えましょう。
おやつタイプ、スポットタイプに比べると安価で購入することができます。
メリット:低価格
デメリット:上手に飲んでくれない、吐き出す場合がある
猫用のフィラリア予防薬の種類
猫用のフィラリア予防薬には、スポット、錠剤の2タイプがあります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。
スポットタイプ
猫用のフィラリア予防薬はスポットタイプがおすすめです。
動物病院でも猫にはスポットタイプが処方されることが多く、投薬方法も簡単です。
首に垂らすだけなので、薬を吐き出す心配がなく、正しく投薬することでフィラリア症をほぼ100%予防できます。
メリット:薬を吐き出す心配がない、投薬が簡単
デメリット:皮膚が弱い猫に注意が必要
錠剤
錠剤タイプは、食物アレルギーや皮膚が弱い猫に最適です。
おやつタイプ、スポットタイプに比べ比較的安く購入できます。
ノミダニ駆除に対応してない物も多く、選択肢が少ないのが欠点です。
メリット:食物アレルギー、皮膚が弱い猫に投薬可能
デメリット:ノミダニ駆除ができないことが多い、選択肢が少ない
商品名 | ミルプラゾン |
---|---|
フィラリア | 〇 |
ノミ | - |
ダニ | - |
耳ダニ | - |
価格 | 2ヶ月分 1,900円~ |
フィラリア予防薬の注意点
フィラリア予防薬の副作用で下記のような症状が現れる場合があります。
- 一過性の副作用
嘔吐、流延、食欲不振、元気消失、下痢など - 報告のある副作用
嘔吐、流延、過剰投与による全身徴候、ふらつき
フィラリア予防薬の副作用は、多くの場合一過性の症状として現れます。
しばらく時間が経過すると症状が落ち着くことが多いですが、症状が治まらない場合は動物病院を受診してください。
フィラリア予防薬の注意点
ここでは、フィラリア予防薬の使用に関する注意点を紹介します。
嘔吐
投薬直後に嘔吐で薬を吐き出してしまった場合は、再投薬してください。
吐き出した薬はそのまま投薬可能ですが、薬が崩れて1回分もない場合は新しいフィラリア予防薬を投薬しましょう。
フィラリア予防薬の摂取量が足りないと、十分な効果が得られない可能性があります。
■数時間経過して嘔吐した場合
薬を吸収していない可能性があり、再投薬が必要になる可能性があります。
過剰投薬になると副作用が強く出てしまうことがあるため、獣医師に相談して投薬の有無を確認しましょう。
飲み忘れ
飲み忘れがあった場合は気づいた時点でフィラリア予防薬を投薬しましょう。
飲み忘れの期間が長ければ長いほど感染リスクも上がり、フィラリアを駆除しにくくなります。
不安な場合は獣医師の指示に従いましょう。
体重の増減
フィラリア予防薬は、体重にあった適切な量を投薬しないと十分な効果が得られません。
フィラリア予防薬の種類によって対象範囲は異なるので、体重を確認して投薬を行ってください。
特に子犬や子猫の体重の変化は激しいため、定期的に体重を図るようにしましょう。
妊娠
妊娠が分かった時点で獣医師に相談しましょう。
フィラリア予防薬を自己判断で中断してしまうと、フィラリアに感染する危険性があります。
多くのフィラリア予防薬は妊娠中でも投薬できますが、副作用が出やすくなるため、早めに動物病院を受診しましょう。
市販のフィラリア対策商品について
ペットショップや楽天、Amazonで販売されている市販品の中には、あたかもフィラリア予防を謳う商品があります。
しかし、市販品にはフィラリア予防・駆除が行える商品は存在していません。
Amazonや楽天などの通販サイトでフィラリア予防の効果があると記載されている場合は、詐欺や偽物の可能性があります。
フィラリア予防薬の通販について
フィラリア予防薬はAmazon、楽天などの国内の通販サイトでは購入できませんが、個人輸入代行サイトを利用することで海外製のフィラリア予防薬を購入できます。
フィラリア予防薬はもともと海外で製造されているため、国内のものと同様の効果を得ることができます。
診察が必要な場合は動物病院へ、診察が不要な場合は通販を利用する方が多くなっています。
フィラリア予防は愛犬愛猫に合ったものを選ぶ
フィラリア予防薬にはいくつか種類がありますが、吐き出したり嫌がったりしない、愛犬愛猫に合った選択が重要です。
何を買ったらいいのか悩んでいる方は、ネクスガードスペクトラ、レボスポットから始めてみるのがおすすめです。
動物病院で処方してもらっている方は、同じ商品やタイプのフィラリア予防薬を使うと抵抗がなく受け入れやすいでしょう。
商品名 | ネクスガードスペクトラ | レボスポット |
---|---|---|
フィラリア | 〇 | 〇 |
ノミ | 〇 | 〇 |
ダニ | 〇 | - |
耳ダニ | - | 〇 |
価格 | 3ヶ月分 6,600円~ | 3ヶ月分 2,700円~ |