にくきゅう堂(旧:くすりペットナビ)の編集部によるコラムです。ペットのお役立ち情報を発信しています

おすすめフィラリア予防薬一覧 – 選び方や飲ませる頻度も解説

フィラリア症が厄介なのは、感染後すぐに症状が表れないことです。
体調異変に気づいたときは心臓・肺などに深刻なダメージを受けており、治療しても体を元の状態に戻すことはできません。

だからこそ、予防が一番といえるでしょう。
しかし、数あるフィラリア予防薬の中からどれを選べばよいか迷いますよね。

この記事では、おすすめのフィラリア予防薬をランキング形式でご紹介しています。
選び方の基礎知識も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

部門別フィラリア予防薬のおすすめランキング

総合人気ランキング

当サイト「ペットくすりなび」で人気のフィラリア予防薬を、まずはランキング形式でご紹介いたします。
商品ごとの効果や価格も併せて紹介していくので、参考にしてください。

ネクスガードスペクトラ_商品画像 レボスポット_商品画像 ストロングハートプラス_商品画像 セラフォーテ_商品画像 レボリューション_商品画像
商品名1位:ネクスガードスペクトラ2位:レボスポット3位:ストロングハートプラス4位:セラフォーテ5位:レボリューション
価格1箱3錠:5,800円~1箱3本:1,480円~1箱6錠:2,500円~1箱6本:4,100円~1箱3本:3,500円~
効果・フィラリア予防
・ノミ、マダニ駆除
・お腹の寄生虫駆除
・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
・フィラリア予防
・お腹の寄生虫
・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
購入ボタン購入する購入する購入する購入する購入する

【1位】ネクスガードスペクトラ

ネクスガードスペクトラ_商品画像

こんな人におすすめ
  • フィラリア、ノミ・マダニ、寄生虫をまとめて予防したい方
  • 定番のフィラリア予防薬が欲しい方
  • 投薬しやすい予防薬を探している方
メーカーベーリンガーインゲルハイム
種類犬用:チュアブル錠
成分アフォキソラネル、ミルベマイシンオキシム
効果・フィラリア予防
・ノミ、マダニ駆除
・お腹の寄生虫駆除
価格超小型犬用:1箱3錠5,800円
小型犬用:1箱3錠6,200円
中型犬用:1箱3錠6,800円
大型犬用:1箱3錠7,300円
超大型犬用:1箱3錠8,500円

【2位】レボスポット

レボスポット_商品画像

こんな方におすすめ
  • 安価なジェネリックが欲しい方
  • フィラリアやノミ、その他寄生虫をまとめて予防したい方
  • スポットタイプのフィラリア予防薬をお探しの方
メーカーAsle pharmaceuticals
種類犬、猫兼用:スポットタイプ
成分セラメクチン
効果・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
価格子犬、子猫用:1箱3本1,480円
猫用:1箱3本1,980円
超小型犬用:1箱3本1,980円
小型犬用:1箱3本2,580円
中型犬用:1箱3本4,280円
大型犬用:1箱3本5,580円

【3位】ストロングハートプラス

ストロングハートプラス_商品画像

こんな方におすすめ
  • おやつタイプのフィラリア予防薬をお探しの方
  • フィラリア+お腹の寄生虫をまとめて予防したい方
  • 安価なジェネリックをお求めの方
メーカーサバ・ベト
種類犬用:チュアブル錠
成分イベルメクチン、ピランテル
効果・フィラリア予防
・お腹の寄生虫
価格小型犬用:1箱6錠2,500円
中型犬用:1箱6錠3,500円
1箱6錠:3,700円

【4位】セラフォーテ

セラフォーテ_商品画像

こんな方におすすめ
  • 安価なジェネリックをお求めの方
  • オールインワンタイプのフィラリア予防薬が欲しい方
  • 小型の犬種または猫を飼っている方
メーカーサバ・ベト
種類犬、猫兼用:スポットタイプ
成分セラメクチン
効果・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
価格子犬、子猫用:1箱6本4,100円
猫用:1箱6本4,900円
超小型犬用:1箱6本4,800円
小型犬用:1箱6本5,900円

【5位】レボリューション

レボリューション_商品画像

こんな方におすすめ
  • 病院処方と同じものが良い方
  • オールインワンタイプのフィラリア予防薬が欲しい方
  • スポットタイプをお求めの方
メーカーゾエティス
種類犬、猫兼用:スポットタイプ
成分セラメクチン
効果・フィラリア予防
・ノミ駆除、寄生予防
・ミミヒゼンダニ駆除
・猫回虫の駆除
価格子犬、子猫用:1箱3本3,500円
猫用:1箱3本3,800円
超小型犬用:1箱3本3,800円
小型犬用:1箱3本4,600円
中型犬用:1箱3本4,900円
大型犬用:1箱3本5,700円

価格ランキング

フィラリア予防薬の中でも、特に値段の安い商品を紹介します。

商品名価格タイプ購入
1位:レボスポットレボスポット_商品画像
1箱3本:1,480円~チュアブル錠購入する
2位:ミルプラゾンミルプラゾン_商品画像
1箱2錠:2,100円~錠剤購入する
3位:キウォフハートキウォフハート_商品画像
1箱6錠:2,300円~錠剤購入する
4位:ストロングハートプラスストロングハートプラス_商品画像
1箱6錠:2,500円~チュアブル錠購入する
5位:プリノケートプリのケート_商品画像
1箱3本:2,900円~スポット購入する

犬のおすすめランキング

フィラリア予防薬の中でも犬用のおすすめ商品を紹介します。
なお商品は当サイトの売れ筋をもとに選定しています。

商品名価格タイプ購入
1位:ネクスガードスペクトラネクスガードスペクトラ_商品画像
1箱3錠:5,800円~チュアブル錠購入する
2位:キウォフハートキウォフハート_商品画像
1箱6錠:2,300円~錠剤購入する
3位:レボスポットレボスポット_商品画像
1箱3本:1,480円~スポット購入する

猫のおすすめランキング

フィラリア予防薬の中でも、猫用のおすすめ商品のランキングです。
今回はおすすめ商品のベスト3をご紹介いたします。

商品名価格タイプ購入
1位:ブロードラインブロードライン_商品画像
1箱3本:4,600円~スポット購入する
2位:レボスポットレボスポット_商品画像
1箱3本:1,480円~スポット購入する
3位:レボリューションプラスレボリューションプラス_商品画像
1箱3本:4,400円~スポット購入する

フィラリア予防薬はどれを選ぶと良い?

フィラリア予防薬はどれを選ぶと良い?

最適な予防薬を選ぶには、ペットの生活環境・性格・体質などを考慮することが大切です。
また、投薬をきちんと継続していくためには、経済的な負担についても無視できません。

そこで、多くの種類の中からどれを選ぶべきか、3つの視点から考えてみましょう。

タイプで選ぶ

フィラリア予防薬をタイプ別にみていくと、それぞれに向いているペットの特徴は次のとおりです。

チュアブル

ジャーキーやクッキーに薬剤が練りこまれているおやつタイプ。
気軽に投薬したい人におすすめです。

こんな場合におすすめ
  • おやつを喜んで食べる
  • 錠剤を嫌がる

スポット

首や肩甲骨に薬液を垂らす滴下薬。
服薬に不安のある人におすすめです。

こんな場合におすすめ
  • チュアブルを食べない
  • 食物アレルギーがある

錠剤

シンプルなお薬タイプ。
薬価が比較的安価なため、コストを抑えたい人におすすめです。

こんな場合におすすめ
  • 食物アレルギーがある
  • 皮膚が敏感なため滴下薬は避けたい
  • 大型犬や超大型犬など薬剤の必要量が多い

オールインワン

ノミ・マダニなどの外部寄生虫も駆虫できるタイプ。
すべての駆虫を一度の投薬で完了させたい人におすすめです。

こんな場合におすすめ
  • アウトドアに行く機会が多い
  • 屋外で飼育している

値段で選ぶ

フィラリア予防薬にはいろいろな種類があり、値段にも幅があります。

1ヶ月分だけのコストで考えた場合、それほど大きな違いはないように見えますよね。
しかし完璧にフィラリアを予防するには、日本のすべての地域において6ヶ月以上の投薬が必要です。

となると、トータルでは差額が大きくなってしまうため、予防薬を選ぶうえで値段は重要なポイントといえるでしょう。

フィラリアをしっかり予防しつつ費用を抑えるには、「フィラリアのみに効果のある薬を選ぶ」「ジェネリック医薬品を選ぶ」といった方法がおすすめです。

愛犬・愛猫の生活環境を考えたうえで、過不足のない予防薬を選択することが、コストを抑えることにつながります。

成分で選ぶ ※コリー種のみ

コリー系の犬種は、カルドメックチュアブルなどに使われている抗寄生虫成分「イベルメクチン」に強く反応し、副作用が起きる可能性が指摘されています。

ただし、イベルメクチンに対する弱さは個体差が大きいため、コリー系犬種だからといって必ずしも副作用が起きるとは限りません。

また、危険性が指摘されているのは通常量の10倍以上を服用した場合であり、服用量を守っていれば問題ない、という見解も示されています。

しかし、不測の事態はいつ起きるかわかりません。イベルメクチン系のフィラリア予防薬に不安を感じる場合は、別の成分が使われている予防薬を選択したほうがよいでしょう。

フィラリア予防は薬と注射のどちらが良い?

フィラリア予防は薬と注射のどちらが良い?
フィラリア予防には動物病院で注射をしてもらう方法もあります。
薬と注射それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較してみましょう。

条件1回の持続期間メリットデメリット
・生後6週令または8週令以上
・老犬も使用可
1ヶ月・副作用のリスクが低い
・ノミ・マダニ駆除もできる
・コストを抑えられる
・毎月1回の投薬が必要
注射月齢6ヶ月以上
・老犬や体力のない犬は不可
12ヶ月・投薬のし忘れがない・副作用のリスクが高い
・費用が割高

注射が向いている人
⇒忙しくて毎月の投薬ができない、体力のある成犬を飼っている

投薬が向いている人
⇒子犬または老犬を飼っている、コストを抑えたい

注射は1回の接種で効果が通年持続しますが、副作用のリスクが高いことを忘れるべきではありません。

フィラリア予防薬を飲ませる頻度

フィラリア予防薬を飲ませる頻度
フィラリアの予防薬を1ヶ月ごとに投薬する必要があるのはなぜでしょうか。

その理由は、蚊の吸血によってミクロフィラリアが犬の体内に入ったあと、駆虫できるのは幼虫期間である2~3ヶ月の間だけだからです。

この時期を過ぎて静脈内に侵入されてしまうと、予防薬で駆虫することはできません。

つまり、1ヶ月に1回投薬することにより、いつミクロフィラリアが体内に入ったとしても、常に駆虫できる状態を維持することができるのです。

ベストなフィラリア予防薬を見つけよう

フィラリア予防薬と一口に言っても、タイプ・価格・成分には様々な種類があります。
一番売れているフィラリア予防薬が、必ずしも自分のペットに適しているとは限りません。

大切なのはペットのいる環境・体質・性格などをきちんと踏まえたうえで、コスト面でも無理のない予防薬を選択することではないでしょうか。

この記事でご紹介した内容を参考に、最適なフィラリア予防薬を見つけてくださいね。