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ペットの初めてのフィラリア対策なにをすればいい?正しい対策とおすすめの予防薬

犬猫を飼い始めたらまずはフィラリア予防薬を投薬しましょう。

予防しないまま放置すると、フィラリア症に感染して死に至るリスクもあります。

未然に防ぐためにも予防はしっかり行いましょう。

この記事では、初めてフィラリア予防をする方向けに、フィラリア症とはどんな病気なのか、どう予防すべきかをを解説します。

どんなフィラリア予防薬があるか確認したい方は以下よりご確認ください。

フィラリア予防は予防薬を投薬するだけ

フィラリア予防は、犬や猫にフィラリア予防薬を投薬するだけで問題ありません。

フィラリア症に感染してからの治療は難易度が高く、完治するのは難しいと言われています。

フィラリア予防薬以外にも虫よけ効果がある市販品がありますが、駆除効果はありません。ペットの健康を守るのであればフィラリア予防薬が最も確実な方法となります。

初めての方は、まずは動物病院で検査を受け、フィラリア予防薬を処方してもらいましょう。

フィラリア症について

フィラリア症とはどんな病気なのか、感染する確率、フィラリア予防の重要性について説明します。

おすすめのフィラリア予防薬をすぐに知りたい方は、下記よりご確認ください。

フィラリア症とはどんな病気なのか

フィラリア症とは、蚊を介して犬や猫の肺や心臓にフィラリアが寄生する病気のことです。フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が出現します。

初期症状として、元気・食欲がない、咳をする、痩せる、呼吸が苦しそうなどがあげられます。

症状が進行するとお腹が膨らんできたり、赤みを帯びた尿をしたりします。フィラリア予防をせずにいると呼吸困難に陥り、最悪の場合死に至る可能性もあります。

一度フィラリア症に感染すると完全に治療することはできません。ペットの体内からフィラリアをすべて摘出したとしても心臓や肺の継続的な治療が必要になります。

フィラリア症に感染する確率

フィラリア症は予防薬を正しく投薬することで、確実にフィラリア感染を予防できます

しかし、フィラリア予防をしていない期間が長くなるにつれて感染率は高まり、3年間予防をしないと90%以上の確率でフィラリア症に感染すると言われています。

犬や猫を室内で飼っていても蚊に刺されてフィラリア症に感染する可能性はあります。

初めての場合は、最初にフィラリア感染していないか確認する必要があります。

まずは動物病院で検査してもらい、獣医師の診断のもと予防薬を投薬しましょう。

フィラリア予防の必要性

フィラリア症は命に関わることもあるため、定期的にフィラリアを駆除し予防を行う必要があります。

蚊を介して寄生したフィラリアは約半年ほどで成虫へと成長し、肺や心臓に移動します。

成虫になると約30cmにもなり、血液の循環を悪化させ、元気がなくなったり咳がでたり、最悪の場合血管が詰まって突然死することもあります。

定期的にフィラリア予防薬を投薬すればフィラリアを駆除して、ペットの健康を守れます。

フィラリア症を発症してからでは取り返しのつかない事態になるので予防することで感染を未然に防ぎましょう。

犬におすすめのフィラリア予防薬

商品 ネクスガードスペクトラネクスガードスペクトラ レボリューションレボリューション
タイプおやつスポット
価格3錠:6,600円~3本:4,066円~
フィラリア
ノミ
マダニ
耳ダニ

犬用のフィラリア予防薬で代表的なのは、おやつタイプです。犬の好きなフレーバーがついていて、おやつ感覚で食べることができます。

「ネクスガードスペクトラ」はもっとも有名なおやつタイプの一つです。フィラリアだけではなく、ノミダニも一緒に駆除できます。

食物アレルギーや新しい食べ物に抵抗がある犬には、液剤を皮膚に垂らすスポットタイプがおすすめです。

「レボリューション」は世界的に有名なスポットタイプのフィラリア予防薬です。フィラリア、ノミ、耳ダニを同時に駆除できます。

猫におすすめのフィラリア予防薬

商品 レボリューションプラスレボリューションプラス ミルプラゾンミルプラゾン
タイプスポット錠剤
価格3本:4,950円~2錠:2,166円~
フィラリア
ノミ
マダニ
耳ダニ

猫用のフィラリア予防薬はスポットタイプ錠剤タイプしかありません。

錠剤タイプはお薬を食べてくれない子も多いですし、投薬が簡単なスポットタイプが主流です。

レボリューションプラスは有名なスポットタイプ予防薬の一つで、フィラリアと他の寄生虫をまるごと駆除できます。

薬を問題なく飲める子には錠剤タイプがおすすめです。スポットタイプよりもコストを抑えてフィラリア予防ができます。

フィラリア予防薬の投薬方法

初めてフィラリア予防をする方は、まずは動物病院にて獣医師による指示のもと投薬を行ってください。

投薬前はペットの体内にフィラリアがいないか検査する必要があります。

ミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)がいる状態で投薬すると、体内で一気にミクロフィラリアが死滅して、ペットがショック死する可能性があるからです。

一般的にフィラリア予防薬の投薬は生後8週齢、2ヶ月頃から始めます。何歳から投薬できるかは予防薬によって異なるので投薬前のチェックが必要です。

また、投薬期間は5月から12月頃までとされています。お住いの地域によって多少のずれがありますので獣医師さんとご相談ください。

最適な予防薬や投薬方法を把握したら通販で購入するのがおすすめです。

フィラリア症対策以外にやるべきこと

フィラリア症の対策以外にも、犬や猫を飼い始めたら未然に対策すべきことがあります。

犬なら、狂犬病予防注射、ワクチン接種、寄生虫の駆除、避妊手術などがあげられます。

猫なら、ワクチン摂取、寄生虫駆除、避妊手術など、必要な対策があります。

犬と猫は人間と共に生活できる魅力的な動物ですが、体調が悪いこともあれば病気にもなります。

しかし、話すことができないため察知するのが難しいのが現実です。

今回はフィラリア予防に関して紹介してきましたが、他の病気に関しても未然に対策をとっておきましょう。