モルキシビル(モルヌピラビル)
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モルキシビル(モルヌピラビル)

更新日:
新型コロナウイルスに感染して発症した場合、軽症の段階で服用できる初の経口治療薬です。ウイルスが体内で増殖するのを阻害する効果があります。

増殖を阻害することで重症化を回避する事ができます。

※妊婦、18歳以下の方は服用できません。
  • 新型コロナウイルス感染症治療

有効成分:モルヌピラビル

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成分一覧

モルヌピラビル200mg

商品詳細

【商品の概要】
・新型コロナウイルス治療薬(経口タイプ)
・ウイルスの増殖を抑える
・軽症の段階で飲むことができる
・重症化を回避できる
・自宅での療養ができる
・変異株(デルタ株、オミクロン株など)への有効性が期待されている
・国内でもコロナ治療薬として承認済み


新型コロナウイルス初の経口治療薬
新型コロナウイルスに感染して発症した場合、軽症だと今までは2種類の抗体を点滴で混ぜ合わせて体内へ注入する「抗体カクテル療法」だけでしたが、2021年12月23日にアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)によって「モルヌピラビル」への緊急使用許可がおりた事により、経口薬という新たな選択肢ができました。

軽症の段階で服用する事ができる経口薬の登場で自宅療養が可能となるため、大きな注目を集めています。

有効成分モルヌピラビルの効果
モルヌピラビルはアメリカの大手製薬会社メルクによって開発された薬です。
もともとはインフルエンザの治療薬として開発されました。

新型コロナウイルスは、体の中に侵入した後、細胞の中でRNA(リボ核酸)という物質をコピーする事で増殖していきます。
有効成分であるモルヌピラビルは増殖する際に使われる酵素のふりをする事で増殖を阻害します。

インフルエンザも新型コロナウイルスと同じ増え方をするので、インフルエンザ治療薬として開発されていたモルヌピラビルが治験の結果、新型コロナウイルスの治療薬として承認される形となりました。

海外の臨床試験では、入院や死亡のリスクが約50%減少したと報告されています。

モルキシビル(モルヌピラビル)の適正使用
モルキシビル(モルヌピラビル)を服用できるのは重症化リスクのある18歳以上の軽症~中等症患者です。

重症化する可能性のある要因として、以下が上げられています。

重症化の要因とされるもの
・年齢が61歳以上
・慢性閉塞性肺疾患
・糖尿病
・心不全、心筋症、冠動脈疾患などの重篤な心疾患
・慢性腎臓病
・免疫の抑制や高い死亡率を伴う癌
・重度の肝臓疾患
・AIDSやHIV感染症
・肥満
・骨髄、臓器、肝細胞移植後
・多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症などの脳神経疾患

動物実験では胎児に奇形が見られたため、妊娠している可能性のある女性、妊婦は服用する事ができません。

軟骨や骨の成長にも影響が出るため、18歳以下の服用は認められていません。

投与方法・使用方法

新型コロナウイルスに感染して発症から5日以内
(軽症~中等症で重症化するリスクがある18歳以上の方)

1回800mg(4カプセル)を1日2回、5日間継続して服用
※1カプセル200mg

副作用

頭痛、下痢、嘔吐、悪心、不動性めまい、発疹、蕁麻疹、中毒性皮疹

注意事項

・妊娠可能な女性は薬の服用中~服用後の一定期間、避妊を行う事。
・妊婦、妊娠している可能性のある女性は服用する事ができません。
・授乳中の方が服用する場合は、授乳を中止してください。
・有効成分モルヌピラビルに対して、過去に過敏症の既往歴がある場合は服用できません。
・軟骨や骨の成長に影響があるため18歳未満は服用できません。

併用禁忌
報告されていません。

併用注意
報告されていません。

メーカー

サンファーマ
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