1位
オプティミューン眼軟膏1本:11,800円~
2位
ヴィジョケア(シクロスポリン眼軟膏)1本:2,966円~
3位
ヴィジョティアーズ(人工涙液)1本:2,400円~
4位
シクロミューン点眼液1本:1,866円~
5位
イサタルアイジェル犬猫用1本:3,433円~
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角膜炎と結膜炎は犬や猫の眼疾患の中でも代表的な病気ですが、病名だけは聞いたことはあってもどんな病気かまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。
では、犬や猫の角膜炎と結膜炎は一体どのような病気なのか。
原因や症状、治療法などの知識を一緒に学びましょう!
目は角膜、強膜、結膜の3つの膜で覆われています。
角膜は黒目を覆っていて、強膜は黒目以外の部分を覆っています。
角膜と強膜の更に上から眼球や、まぶたの裏を覆っている粘膜が結膜です。
その角膜が炎症することを角膜炎、結膜が炎症することを結膜炎と呼びます。
目は外界に露出しいるため、身体の中でもトラブルがよく起こる部分です。
特に、角膜と結膜は外界に接しているので細菌の感染や、事故などで傷がつく角膜裂傷などの外傷が起こりやすいです。
角膜炎や結膜炎は犬の目の病気で一番多いものです。
まずは、角膜炎と結膜炎を発症する原因をそれぞれ見ていきましょう。
角膜炎は、角膜に炎症が起きている状態を指します。
犬の角膜炎の原因は主に、「外傷性」と「非外傷性」の2つに分類できます。
外傷性の角膜炎は、目に直接傷がつくことで発症します。
・まつげや被毛が目に入る
・目をぶつける
・シャンプーが目に入る
これらの原因で角膜炎の症状が出た場合は外傷性の角膜炎です。
長毛種の犬や、皮膚のしわが目に接触している、目が大きい犬は要注意です。
犬の行動をこまめに観察したり、目に物が触れないよう見ていてあげましょう。
シーズー、チワワ、パグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズなどが外傷性の角膜炎を発症しやすい犬種と言われています。
非外傷性の角膜炎は非常に厄介です。
非外傷性の角膜炎の場合、アレルギー疾患や免疫介在症などの内科疾患、ジステンパーウイルスや肝炎といった感染症が原因で起こります。
内科疾患や感染症が元になっていると、角膜炎以外にも様々な病気を発症させる危険性があります。
早期発見し、原因の特定を急ぐ必要があります。
結膜炎は片目だけに炎症が起きているか、両目とも炎症しているかで原因が違います。
主に挙げられる原因を、物理的要因、非物理的要因、基礎疾患の3つに分けられます。
片目だけ結膜炎を発症している場合はこれに当てはまります。
被毛やゴミ、シャンプー、ハウスダストなど、異物が目に入り炎症が起こります。
異物の違和感で目をこする、引っかくなどして結膜炎を発症します。
シーズー、ポメラニアン、マルチーズは、逆さまつげによって結膜炎を発症しやすい犬種になっています。
両目とも結膜炎を発症している場合の原因です。
ウイルスや細菌の感染、アレルギーが原因となり結膜炎になります。
ウイルスや細菌の微生物に感染すると涙の分泌量が減り、細菌と真菌が繁殖しやすい環境になります。
これらの原因で結膜炎を発症した場合には、目に限らず全身に異常が広がることがあります。
基礎疾患が原因となっている場合もあります。
原因となる基礎疾患は、角膜炎、流涙症、ドライアイ、緑内障、ブドウ膜炎、天疱瘡、アトピー性皮膚炎、副鼻腔炎などです。
角膜炎が軽度のうちは痛みはほぼなく、涙や目ヤニが大量に出る、目をこする、まぶたの痙攣、顔を床に擦りつけるといった様子が出てきます。
症状が進行してくると、痛みも出てくるようになります。
涙や目ヤニが増え、目の周辺が汚れてきます。
更に悪化すると、角膜が青白く濁ったようになり、表面がでこぼこします。
そして目が真っ赤に充血し、角膜が白っぽく盛り上がって角膜が歪んで見えるようになります。
症状が最悪の場合は、角膜に穿孔と言われる穴が空いて失明に至る可能性があります。
また、犬伝染性肝炎という感染症が原因で角膜炎になった場合は、ブルーアイと言って目が青色になるといった症状が出ます。
結膜炎の症状が軽いうちは、痒みはなく白目やまぶたの裏が赤くなる程度です。
症状が進行すると徐々に痒みを伴うようになり、まばたきが増える、目をこする、目の充血といった症状が現れます。
症状が悪化すると、涙や目ヤニが増加し目の周辺が濡れたり汚れたりし、まぶたが腫れます。
これらの症状によって目が開けられなくなることもあります。
さらに症状が重くなると、炎症によって膨らんだ眼瞼結膜がまぶたから出てきたり、化膿性の結膜炎となって目から膿が出てくるようになったり、結膜が角膜と癒着する場合もあります。
また、結膜炎になる犬は緑内障やドライアイなどの、目の他の病気を併発している場合が多いです。
その他にも、呼吸器系の細菌感染で発症した際は、くしゃみや鼻水などを出すことがあります。
結膜炎だけで失明する可能性はほぼありませんが、目をこすって傷つけた場合や基礎疾患による結膜炎の場合は、放置すると失明する危険がありますので放っておくのはやめましょう。
角膜炎と結膜炎のそれぞれの予防法や治療法を紹介します。
犬の目に異常を感じた際は早めに動物病院での診察を受けるようにしましょう。
角膜炎の予防方法は、目に外傷がつかないように見てあげることが良いです。
長毛種の犬は被毛が目に入りやすく、目が大きいまたは鼻が短い犬はにおいを嗅ぐ際に目をぶつけやすいです。
普段からペットの目のチェックを行ってあげましょう。
非外傷性の角膜炎は、どうしても防ぎようのない部分があります。
しかし、原因がアレルギーの場合は、アレルゲンを排除し、触れさせないことで発症の可能性を低くすることができます。
症状の重さによって治療法は違いますが、基本的に抗生剤や抗炎症剤を点眼して治療をしていきます。
抗生剤や抗炎症剤で症状の進行を止めます。
非外傷性による角膜炎で、内科疾患が原因の時は、角膜炎と内科疾患の両方の治療を併行してくれるので安心してください。
症状が重くなっていて失明する恐れがある場合は、外科手術を行いましょう。
また、角膜炎の治療には数週間から数ヶ月という長い時間を要します。
途中でやめずに根気強く治療を継続してください。
基本的には、結膜炎の原因となる物理的要因を避けるのが主な予防方法です。
長毛種の犬は目の周辺の被毛をまとめたり短く切ったりするだけでも予防になります。
散歩中は草や土、ゴミなどが目に入りやすいので、注意して見てあげましょう。
結膜炎の治療は、それぞれの原因に応じた治療を行います。
物理的要因で起こったものなら、その外的要因を除去します。
ウイルスや細菌によって感染した時には、点眼薬や軟膏を用いて治療がされます。
点眼薬は使用しても涙と一緒に流れていくので、1日に数回に分けて使用します。
軟膏薬は涙と一緒に流れたりはしませんが、視界が遮られることから嫌がる犬が多いので、寝ている時に塗るのが良いでしょう。
犬だけではなく、猫にも角膜炎と結膜炎は発症します。
猫が発症した時の原因や症状などをまとめます。
猫の角膜炎になる原因は、物理刺激によるものと感染によるものの2つに分けられます。
ほこりやゴミ、まつげ、被毛が目に入る、目を強くこすりなどで物理的な刺激を受けて、角膜炎を発症します。
また、猫同士でのケンカで角膜に傷が入り発症することもあります。
物理的刺激以外で角膜炎になるのは感染が原因です。
ウイルス、細菌、真菌などが感染することで角膜炎を発症します。
結膜炎や緑内障など他に病気やアレルギーを抱えている場合や、ビタミン不足の場合も角膜炎の原因になり得ます。
猫の角膜炎では、下記の症状が出ます。
・涙や目ヤニが出る
・まぶたの痙攣
・まばたきが増える
・光をまぶしそうにする
・目をこする
・目がしょぼしょぼしている
・目を痛がったり痒がったりする
角膜炎が悪化すると、角膜が白く濁って見えるようになります。
角膜に血管は存在しないですが、角膜炎を起こし角膜が損傷すると、酸素や栄養を補給しようと白目から毛細血管が侵入してきます。
これにより黒目の部分に毛細血管を視認できる状態になります。
この毛細血管のことをパンヌス(新生血管)といい、病変が表面に近いと枝状に見え、深部にあるほど直線上に見える傾向があります。
さらに重症化すると、角膜潰瘍を起こすだけでなく、視力低下や失明を招くことにも繋がります。
目をこすって症状が悪化する物理的刺激を防ぐには、エリザベスカラーを装着がおすすめです。
物理的刺激を防げるだけでも効果は大きいです。
感染が原因の場合は、定期的にワクチン接種を受けることで予防ができます。
基本的な治療方法は洗眼で目を清潔にしたり、抗炎症剤などを点眼したりになります。
普段から猫の目を観察するようにし、涙や目ヤニが出ているなどの異常が見られたら早めに動物病院で診察を受けてください。
感染症によって角膜炎を発症している場合は、抗ウイルス剤が処方されるのでそれを使用してください。
角膜潰瘍などの治療が困難な状態まで悪化した場合には、外科的手術を受けましょう。
猫の結膜炎の原因は、3つあります。
猫の結膜炎はウイルス感染によって発症していることが多いです。
主に猫ウイルス性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症によって起こされています。
これら2つの感染症は、猫風邪や猫インフルエンザとも呼ばれています。
定期的にワクチン接種を受けると感染しにくくできます。
もともと角膜炎や流涙症、副鼻腔炎などの疾患を持っている場合、それらが原因で結膜炎にかかります。
原因の基礎疾患を治療していくと、結膜炎も改善されていくでしょう。
目にゴミやほこり、シャンプー、被毛などが入ってしまって結膜炎を発症することがあります。
飼い主さんが定期的に目を確認してあげられると良いですね。
ペット用の目薬を使用して異物を取り除くのもおすすめです。
猫が結膜炎になると、目が腫れて充血し、痒みや痛みを併発します。
涙や目ヤニが出て目の周辺が汚れたり、まぶたがくっついて目が開きにくくなったりします。
目が痛むので、目をしょぼしょぼさせる、頻繁にこするなどの様子も見られます。
猫の場合、自分で目を引っ掻くことで症状を悪化させてしまうことが多くあります。
悪化したまま放っておくと、視力低下や失明をする危険がありますし、眼球と結膜が癒着し手術をしなければまぶたが開かなくなる可能性もあります。
猫の結膜炎を防ぐのに大切なことは、猫風邪の予防、暖かくするなどです。
猫の結膜炎の原因は猫風邪がもっとも多いです。
ワクチン接種していても猫風邪にかかることはありますが、症状を軽く抑えられます。
細菌感染は完全室内飼いにする、室内やトイレを清潔に保つことでも防げます。
また、暖かくしてあげるのも結膜炎の予防には良いです。
子猫や老猫は体温調節が苦手です。
そのため、室温が21度未満になると極寒のように感じるのです。
寒さで風邪を引き、その風邪が原因で結膜炎を発症することはよくあります。
暖房の使用もいいですが、ペット用の湯たんぽやホットカーペットなどの商品もあるので、それらを使ってみるのも良いでしょう。
ペット用のホットカーペットを使用する際は、いつでも涼めるように温度の逃げ場所を作ってあげると良いでしょう。
治療には一般的に抗生物質や抗炎症剤の点眼薬が使用されます。
他にも抗生物質の注射や飲み薬、抗ウイルス剤があります。
食欲不振や子猫で弱っている場合には、栄養剤または輸液を投与して治療を行うこともあります。
人間にとっても目の病気はとても辛いもの。
ペットが角膜炎や結膜炎を発症していたら心配になるものです。
そこで、角膜炎・結膜炎に効果のあるシフランアイドロップという点眼薬と、テラマイシン眼軟膏という軟膏薬を紹介します。
シフランアイドロップもテラマイシン眼軟膏も、犬と猫のどちらにもご使用いただけます。
シフランアイドロップは、ニューキノロン系抗生物質シプロフロキサシンが含まれている点眼薬です。
細菌性の角膜炎・結膜炎に効果を発揮します。
シプロフロキサシンは、細菌に対して強い抗菌力を発揮し、病原菌を死滅させることで炎症を抑えていきます。
また、シプロフロキサシンは抗生物質の中では副作用が少ない成分なため、安心して使用できます。
テラマイシン眼軟膏は、角膜炎や結膜炎の他に、ものもらいや眼瞼炎などの細菌感染症の病気に効果のある治療薬です。
オキシテトラサイクリン、ポリミキシンBという2つの抗生物質の配合で、幅広い抗菌スペクトルと抗菌作用が備わっています。
犬と猫の角膜炎・結膜炎について書いてきましたがいかがでしたか。
角膜炎や結膜炎はペット目の病気で多いと言われています。
目の痒みや痛みだけではなく、他の病気を併発したり、最悪の場合失明したりする可能性もある非常に怖い病気なのです。
生活環境を清潔に保つ、ワクチン接種、目の周辺の被毛を短くするなど、飼い主さんにできる方法でしっかり予防してあげましょう。
それでもペットの状態に異常が見られた時にはすぐに動物病院で診察を受けるようにしましょう。
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