胃腸・腸内環境
薬剤は消化しやすいペーストをシリンジ容器から経口投与しますので、たいへん使いやすいです。
デイリープロバイオティックは腸内環境を整え胃腸・免疫・消化管をはじめとする、犬の健康サポートを目的としたチキンレバー味のサプリメントです。
ペットナチュラルズのブレスバイツ犬用は天然素材から作られたチキンレバー味のサプリメントです。ブレスバイツに含まれる天然有効成分が腸内の毒素を取り除くことで腸内環境を最適に維持し、口臭予防のサポートします。
プロバイオティックエブリディ犬用はフラクトオリゴ糖、バチルスコアグランスを主成分とした腸内環境を整えるためのサプリメントです。2つの主成分が腸内フローラのバランスを整え、犬の健康をサポートします。
猫用の鉱物油脂をベースに肝油、レシチン、キャラメル、麦芽シロップで味つけした下剤、便秘薬です。便秘や嘔吐、空咳などの症状を緩和します。また、体内に蓄積した毛玉を取り除きます。
胃腸・腸内のサプリメントについて
胃腸・腸内環境ですがそこに異常が出てしまえば、私たち人間は辛い思いをしたり不快感を感じたりしますよね。
では犬や猫にとってはどうでしょうか。
ペットも胃腸が重要な器官であることは、人間と同じです。
ペットの胃腸も様々な病気を引き起こすことがあり、そのどれもが厄介なものになり得るのです。
ペットの健康を守るためにも胃腸の仕組みや、どのような病気が起こるのかを知っておきましょう!
胃腸の働き

口から食道と胃腸を通り、肛門に至るまでの1本の道のことを消化管と言いますが、胃と腸はこの消化管に属しています。
消化管は蠕動運動により食べものを送りつつ消化していき、栄養素として吸収します。
蠕動運動とは、内容物を移動させるために起こる臓器の収縮運動のことです。
胃の主な役割は食べものを殺菌して、消化・吸収しやすいように整えることです。
続く小腸で酸素の働きによって、食べものの消化を行い栄養分を吸収します。
さらに大腸は、水分を吸収して便として排出する働きがあります。
胃腸にはこのように重要な役割があります。
胃腸に異常が起きたり、腸内環境が悪くなったりしてしまうと必要なエネルギーが補えなくなるのです。
必要なエネルギーが足りていない状態では、代謝が悪くなり体のトラブルに繋がります。
胃腸に現れる疾患

胃腸の問題として現れる症状も様々です。
ここでは「毛球症」や「下痢・便秘」について紹介します。
毛球症
毛球症は犬に発症することもありますが、猫に多く見られるものです。
毛づくろいをした際に飲み込んだ被毛が、胃や腸といった消化器官内に溜まり吐き出したり排便したりが不可能になった状態のことを言います。
体内に入った被毛は消化することができません。
通常の場合であれば自力で吐き出すか、便と一緒に排出されます。
しかし毛玉を排出することができず、体内に溜まった被毛が塊状になることで引き起こされる症状が、毛球症です。
毛球症になった時には、
・食事を食べなくなる
・食べてもすぐ戻す
・吐く素振りをする
・便秘
・下痢
・お腹を触られるのを嫌がる
などの様子が見られるようになります。
このまま放置していると、体内に溜まっている被毛が巨大化してしまうのです。
この状態になると、外科手術で開腹して毛玉を取り除く必要が出てきます。
犬の場合、毛球症になることはあまりありませんが毛玉が原因で様々な問題が起こります。
・痛み
・蒸れ
・汚れが溜まる
などの問題が発生します。
被毛が絡まりあって毛玉となることで、被毛の根元の皮膚が引っ張られている状態になり痛みを感じます。
そのままにしておくと被毛がさらに伸びて、被毛に巻き込まれている皮膚が裂けたり剥がれたりします。
また毛玉ができると、通気性が悪い状態となります。
蒸れてしまうと細菌の発生が促進されますので、早めの対処が必要になります。
さらに、毛玉に皮脂が発生する場合があります。
細菌にとっての皮脂は良い栄養分となるので、衛生面でも良くないことなのです。
そのまま汚れが溜まっていくと、皮膚トラブルに繋がります。
毛玉の問題は、普段からペットにブラッシングをしてあげることで十分に予防できます。
下痢・便秘
犬や猫の下痢・便秘は辛いだけでなく、様々な病気によって起こっているため厄介です。
下痢
人間の下痢の原因は緊張やお腹の冷え、悪いものを食べたなどいろいろですが、ペットも同じ原因に当てはまるものがあります。
・ストレス
・お腹の冷え
・悪いものを食べた
・過食
・水分の取りすぎ
・フード変更
・食物アレルギー
・寄生虫
・病気
このようにペットが下痢を起こす原因も様々です。
特に猫の場合は、食べものや病気によって引き起こされることが多いです。
便秘
腸内に溜まった便が、長時間にわたって排出されなくなった状態を便秘と言います。
犬は便秘を起こすことが少ないですが、反対に猫は便秘を起こしやすいです。
通常の場合犬は1日に2回、猫は1日に1~2回は排便します。
犬は2日以上、猫は3日以上排便が見られない場合には、便秘を疑いましょう。
犬の便秘の原因が以下のものになります。
・ストレス
・食事の質が悪い
・トイレへのトラウマ
・排尿時の痛み
・胃の機能の低下
・便が硬い
・腸の閉塞感
・薬の副作用
猫の便秘の原因はストレス、毛球症、加齢、病気などです。
この中で最も多い原因が毛球症です。
食事管理やマッサージなど、ご家庭でできる便秘対策があるので、しっかり行ってあげてください。
胃腸・腸内のサプリメント

犬や猫の胃腸は専用のサプリメントの使用で、症状を緩和できるケースがあります。
猫用のヘアボールは、猫の体内に溜まっている毛玉を絡め取り体外に排出する働きがあります。
他にも毛玉の生成の抑制、健康的な皮膚・被毛・消化器官のサポートをします。
ヘアボールは、従来の毛球除去のサプリメントには含まれない亜鉛とビオチンが配合されています。
その成分によって猫の抜け毛を減らし、皮膚と被毛をサポートします。
またオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が健康的な皮膚を作り、消化器官の働きをスムーズにします。
そしてサイリウムの働きで、毛球を絡め取り体の外へと排出させます。
プロコリンプラス犬猫用は、犬と猫どちらにも使える整腸(下痢・便秘)を目的に作られたサプリメントです。
有効成分のプロバイオティクスとプレバイオティクスには、腸内の善玉菌を増やして腸内フローラを整え、消化効率を向上させる働きがあります。
またこの2つの有効成分を同時に摂取することで、整腸効果が高まり免疫力のケアと並行して下痢や便秘のサポートをします。
プロバイオティクス
プロバイオティクスとは生きた微生物そのもので、腸内細菌叢を整える作用を持っています。
特殊な製法でマイクロカプセル化し、胃酸などの厳しい環境にも耐えて、生きたまま腸に届きます。
プレバイオティクス
プレバイオティクスは、腸内のプロバイオティクスの栄養源です。
短鎖脂肪酸を増やし、悪玉菌の増殖を抑制します。
プロコリンプラス犬猫用は普段の下痢、便秘・授乳のあと、抗生物質の使用後の下痢でも、すばやく腸内細菌叢のバランスを整えることができます。
どちらのサプリメントも特に副作用などは報告されていませんので、安心してご使用いただけます。
万が一、異常が見られた場合には使用を中止し病院での診察を受けてください。