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免疫機能は人間だけでなく、犬や猫にとっても健康を維持するために非常に重要です。
免疫力が低下すると、病気を発症しやすくなってしまいます。
大切なペットには病気にならず、健康でいてほしいのが飼い主さんの願いだと思います。
「気がついたらペットの免疫力が低下していて、病気にかかっていた。」ということにならないように気をつけなければいけません。
ペットの免疫力についてや、ご家庭でできる対策などを一緒に学びましょう!
免疫力とは、体の外から侵入してきた細菌やウイルス、異物、体内に発生したがん細胞などを排除する機能のことです。
つまり、ペットの体を病気から守ってくれるということです。
しかし何らかの原因によって、免疫力が低下してしまう場合があります。
免疫力が低下すると、体を守る力が弱まるということなので様々な病気を引き起こしやすくなってしまうのです。
免疫力低下によって起こる病気
免疫力が低下することで、病気を発症しやすくなってしまいますが、どのような病気があるのでしょうか。
・感染症
・アレルギー性疾患
・自己免疫性疾患
・がん
これらの中でも「がん」は、犬の死亡の原因として常に挙げられるほど多く、最も注意が必要な恐ろしい病気です。
大気汚染、農薬、食品添加物、薬害、ストレスなどが問題になります。
人間と同じような環境で暮らしている犬も、がんを発症しやすい状況に置かれていることを覚えておきましょう。
また「自己免疫性疾患」と聞いても、あまり馴染みのない言葉で分かりにくいと思います。
自己免疫性疾患にはいくつかの種類がありますので、簡単に紹介していきます。
・自己免疫性溶血性貧血:赤血球を破壊し、貧血で臓器の酸素不足が起こる。
・自己免疫性血小板減少症:血小板を破壊し、血が止まらなくなる。出血斑、血尿、血便も。
・水疱性類天疱瘡:皮膚や口内に潰瘍や水ぶくれ、ただれが現れ、発熱や食欲不振が見られる。
・リウマチ性関節炎:関節軟骨が破壊されて炎症によって腫れや痛み、発熱が生じる。
・全身性エリテマトーデス:全身に脱毛や紅斑、潰瘍の症状が現れる。関節炎、発熱、貧血も。
猫の場合には、以下のものが挙げられます。
・感染症
・口内炎
・認知症
・アレルギー
・腎臓病
・糖尿病
・がん
犬の場合と同様に「がん」が、一番危険な病気と言われます。
その他近年では、認知症や糖尿病を発症することが増えてきているのです。
では免疫力の低下の原因は一体何なのでしょうか。
免疫力を高める方法を考えるより先に、なぜ免疫力の低下が起こるのかを知ることが重要になります。
原因を知り、それを予防してあげるように心がけましょう。
犬の場合の最も多い原因が、睡眠不足です。
1日の平均睡眠時間は、12~15時間と言われ、半日以上を眠って過ごしていることになります。
しかし犬はもともと眠りの浅い時間がとても多く、睡眠時間のうち8割がレム睡眠なのです。
犬が少しの物音でも目を覚ましてしまうのは、このためです。
騒がしい環境ではよく眠ることができなくなり、睡眠不足になります。
免疫細胞が活性化するのは眠っている時なので、睡眠不足だと活性化されず免疫力の低下が起こりやすくなってしまうのです。
ペットは人間が思っている以上にデリケートです。
飼い主さんにかまってもらえない、留守番ばかり、散歩に連れて行ってもらえないなどで、犬はストレスを感じます。
そういった精神的なストレスは自律神経の乱れに繋がり、免疫力を低下させてしまいます。
バランスが偏った食事やペットに合わないフードを与え続けた場合、免疫力の低下が起こる可能性があります。
バランスが偏っていると、犬にとって必要な栄養素を摂取することがでいません。
そのため腸の力が低下することに繋がります。
免疫力の70%は腸の力だと言われるくらい、腸は免疫力と深い関係があるのです。
つまり偏った食事で腸の力が低下すると、免疫力が低下することになります。
またペットに合わないフードを与えると、消化不良を起こし免疫力の低下に繋がる恐れがあります。
アレルギーや疾患のないペットの場合には、フードをしっかり選ばずに与えているご家庭も多いです。
しかしフードにも消化しやすい動物性たんぱく質が多いものや、消化のしにくい植物性たんぱく質が多いものと様々なものがあります。
植物性たんぱく質のフードを与えると、やはり消化しにくい状態になりますので、免疫力の低下に関わってくる場合があるのです。
犬にとって運動は非常に重要です。
運動不足になると、血液の循環が悪くなって栄養素が行き渡らなくなってしまいます。
その結果、免疫力が低下してしまうのです。
飼い主さんは散歩を怠らないようにしてあげましょう。
猫はストレスを溜めやすい動物です。
普段からおもちゃでよく遊ばせて、トイレを清潔に保ち、ストレスのない環境づくりを心がけましょう。
猫にストレスを感じさせると活性酸素の増加が起こり免疫細胞の働きが弱くなってしまうので、注意が必要になります。
猫の体内にある免疫細胞は、歳を重ねるごとに減っていきます。
しかし老化による免疫力の低下は、仕方のないことでしょう。
猫の免疫細胞の7割は腸にあると言われています。
犬の場合と同様に、偏った食事や合っていないフードを与えると腸内環境が悪化し、免疫力も弱くなってしまいます。
病気を発症させないためにも、与える食事はしっかりと確認しましょう。
猫には「猫免疫不全症」という病気があります。
人間のエイズという病気と似ていることから、「猫エイズ」とも呼ばれます。
猫エイズになると、免疫力が低下して病気にかかりやすい状態になってしまいます。
これは野良猫とケンカして傷がついた際に感染しやすいので、猫を外に出す時には注意が必要です。
ペットの免疫力が下がる原因を理解したところで、次は免疫力を高める方法を見ていきましょう。
犬にはゆっくりと眠れる環境を作ってあげましょう。
質の良い睡眠をとることができると、自律神経が整って免疫細胞の活性化が起こり、免疫力の向上に繋がります。
静かで犬が落ち着いて過ごせるような場所に、寝床を用意しましょう。
自律神経は免疫力と強く関わっています。
そのため自律神経が整うと、免疫力の向上が望めます。
そしてその自律神経のバランスを取るのには、ストレスを溜めないことが最も重要になってきます。
ペットの生活環境を整えたり、ペットとのふれあいの時間を作ったりして、ストレスを溜めさせないように心がけましょう。
運動して基礎代謝や体温が上がることが、免疫力を高めることに重要になります。
そのため犬の場合は毎日2回散歩に連れて行ってあげると良いです。
どうしても散歩に行けない時には、おもちゃなどを使用して遊び運動量のキープをしましょう。
前述しましたが犬や猫にとって、免疫力には腸の力が非常に重要です。
腸の力が向上すれば、比例して免疫力も向上します。
・ヨーグルトや納豆などの発酵食品
・さつまいもやバナナなどのオリゴ糖が含まれる食べ物
・りんごや大根などの食物繊維が含まれる食べ物
などが腸の力を上げると言われます。
これは一時的に与えるだけでは効果は発揮されません。
フードに混ぜたり、おやつとして与えたりなど工夫し継続的に与えるようにしてください。
猫の場合、どのキャットフードを選ぶのかが鍵です。
・人工添加物や穀物が含まれていないもの
・動物性たんぱく質が多いもの
・腸内環境に良い成分が入っているもの
腸内環境に良い成分ですが、乳酸菌やビフィズス菌が含まれているものが良いでしょう。
善玉菌には腸内環境を整える作用があるので、免疫力の向上に有効です。
そのため、これらの条件に合ったキャットフードを選ぶことをおすすめします。
環境づくりや食事の他に、サプリメントで免疫機能をサポートすることができます。
犬猫兼用のニューペット・グラニュラーグリーンは、ミネラルやビタミン群、抗酸化成分を豊富に含有した天然成分のサプリメントで、免疫機能をサポートに有効です。
最高品質の天然原材料のみの使用で作られているため、副作用や有害性の心配がありません。
また副作用の報告もされていないため、安心してご使用いただけます。
万が一、何らかの異常が見られた場合には病院での診察を受けてください。
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