インターセプターSチュアブル

インターセプターSチュアブル超小型犬用（2.3～4kg未満）
ミルベマイシンオキシム2.3mg、プラジクアンテル22.8mg

インターセプターSチュアブル小型犬用（4～11kg未満）
ミルベマイシンオキシム5.75mg、プラジクアンテル57mg

インターセプターSチュアブル中型犬用（11～22kg未満）
ミルベマイシンオキシム11.5mg、プラジクアンテル114mg

インターセプターSチュアブル大型犬用（22～45kg）
ミルベマイシンオキシム23mg、プラジクアンテル228mg

インターセプターSチュアブルは、フィラリア予防と同時に線虫類・条虫類を駆除できます。

近年、重大な脅威となっているエキノコックス症までカバーする日本で唯一のフィラリア予防薬です。

有効成分はミルベマイシンオキシムとプラジクアンテル。

ミルベマイシンオキシムが神経細胞や筋肉細胞の膜を過分極させることにより急速にフィラリア、回虫、鉤虫、鞭虫を駆除します。

加えてプラジクアンテルが瓜実条虫、多包条虫の被膜に作用し、虫体筋肉の収縮、痙攣性麻痺を含めた数々の二次的な生化学的反応を起こすことで駆除します。

愛犬が喜ぶ美味しいおやつタイプ（ソフトチュアブル錠）ですので、お薬を嫌がる愛犬にもご褒美のように食べさせる事が出来ます。

エキノコックス症（多包条虫症）とは何か

エキノコックス症（多包条虫症）とは、多包条虫に起因する疾患です。飼い犬と飼い主どちらも感染する可能性のある、人獣共通感染症（ズーノーシース）です。

犬はキツネと同様、多包条虫に感染した野ネズミを食べてエキノコックス症に感染します。犬は虫卵から感染することはありません。犬は感染しても一般的には症状を示さないですが、稀に下痢などの症状が現れます。

人は、キツネや犬の糞便中に排泄された虫卵が口から入ることで感染するとされています。犬からヒトへ直接的に感染することはありませんが、犬の便に含まれる虫卵が口から体内へ入り込んでエキノコックス症に感染します。

人の場合、無症状の潜伏期間が5年から15年に渡り、通常は肝臓に発生した腫瘍類似の病変がゆっくりと増大することを特徴とします。臨床所見には、体重減少、腹痛、全身倦怠感、肝不全の徴候などがあります。

幼虫は、血液やリンパ系を通して全身に播種されます。肝臓に隣接した臓器や離れた肺や脳に病変が広がることもあります。エキノコックス症は治療しなければ進行し、死に至る可能性もあります。

インターセプターSチュアブルは、エキノコックス症の原因となる多包条虫を駆除できるお薬となっています。

投与量は1回1チュアブル錠入りです。
投与前に必ず血液検査を行い、ミクロフィラリアがいないことを確認したあと、投与を行ってください。

予防のためには毎月同じ日付に投与するようにします。フィラリア予防には、蚊の発生から終息の1～2ヶ月後までの期間与えてください。

愛犬が喜ぶオヤツタイプのお薬となっています。
誤食を防ぐために開けづらい仕様になっています。開けづらいようでしたらハサミで切って開封して下さい。

・初回投与時は嘔吐することがあります。1時間以内に錠剤を吐きだしてしまった場合は、2～3日後に再投与するか、他の薬剤に変更して下さい。
・下痢、食欲不振、元気消失、眠気を起こす場合があります。

・必ずペットの体重に合った製品をお選びください。
・45kgを超える場合は、超過分の体重に応じて適切な錠剤を組み合わせてください。
・14週齢未満の子犬又は体重2.3kg未満の犬には投与しないでください。
・犬以外の動物に投与しないでください。
・妊娠中や授乳中のペットに与える場合は事前に獣医師にご相談ください。
・投与を開始する前には必ずフィラリアの血液検査を行い、ミクロフィラリアがいないことを確認してください。
・薬の併用は副作用を起こす可能性があります。他の医薬品と併用する場合は獣医師にご相談ください。

エランコ