オトマックス軟膏

硫酸ゲンタマイシン、吉草酸ベタメタゾン、クロトリマゾール

オトマックス軟膏の適応症
・外耳炎
・耳ヒゼンダニ

世界各国において犬の外耳炎治療の第一選択薬として使用されています。

垂れ耳の犬種、長毛種などは耳のトラブルが多くなっています。
しっかりと耳のケアもしておきましょう。

かゆみを抑えて炎症を緩和
オトマックス軟膏はかゆみを抑える効果があります。

犬はかゆみがあると、かきむしってしまいます。
その結果、掻いた部分に傷ができさらに炎症を誘発する原因ともなります。

オトマックス軟膏は炎症部位に長くとどまることで、かゆみを抑え外耳炎を早期に改善します。

症状を抑える3つの有効成分
オトマックス軟膏には3つの有効成分が含まれており、それぞれの効果によって治療を行います。

・硫酸ゲンタマイシン
┗外耳炎の原因となるグラム陽性菌・グラム陰性菌を抗菌します。
　広い範囲を抗菌する抗生物質です。

・吉草酸ベタメタゾン
┗抗炎症作用のあるコルチコステロイドです。
　かゆみや炎症を抑える働きがあります。

・クロトリマゾール
┗広く作用する抗真菌薬です。
　細胞膜の合成阻害および代謝系酵素を阻害することで殺菌します。

症状により使用頻度が異なります。

・用法用量は症状により異なります。
塗布する量や回数については、かかりつけの獣医師の指示に従ってください。

・使用前にボトルをよく振ってください。
・投与の前には外耳内の汚れを非刺激性の洗浄液で洗浄し、乾燥させてください。
・治療部位に生えている余分な被毛は抜いておき、外耳道をよく観察して、鼓膜が破裂していないことを確認してください。
・異物、かさぶた、乾燥した破片などがある場合は、刺激のない溶液で優しく拭き取り、除去してください。
・投与時は使用者の皮膚に薬剤が直接触れないように注意しながら、患部に適量を塗布してください。

・15kg未満の犬は4滴、15kg以上の犬は8滴を、1日2回、7日間、点耳します。

有効成分に対する過敏症・副作用が認められた場合は、速やかに獣医師の診断を受けてください。

・外用以外に使用しないでください。
・使用前に同封のリーフレットをお読みください。
・本剤使用前に病原体の本剤感受性を確認してください。
・発疹などのアレルギー症状がある犬猫へのご使用は控えてください。
・鼓膜穿孔のある動物には使用しないでください。
・耳毒性を引き起こすおそれのある薬剤と併用しないでください。
・他の薬と相互作用を及ぼす場合がありますので、併用する場合は獣医師にご相談の上使用してください。
・必ず獣医師の指示のもとで使用してください。
・妊娠中や授乳中のペットには使用しないでください。
・ステロイド剤を投与した後は、生体のステロイド生産能が低下することがあります。
　コルチコステロイド治療を受けている犬あるいは最近投与を受けた犬には、慎重に投与してください。
・本剤含有の成分に対して過敏症反応を示した場合は、使用を中止して適切な処置を受けてください。
・7日間を超えて使用すると創傷治癒が遅れる場合があります。
・使用時に薬剤が使用者の皮膚に付かないように注意してください。
　妊娠中または妊娠している可能性のある方は薬剤に触れないようにしてください。
・刺激性があるため目に入らないように注意し、万一目に入った場合はすぐに水で洗い流してください。
・使用後は手を洗ってください。
・子供の手の届かない所に保管してください。
・25℃以下で保管してください。
・動物専用医薬品です。
・バッチと使用期限は箱上面に記載されています。

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